サクランボの生産量が日本一で、人気ブランド品種「佐藤錦」の発祥地である山形県東根市で20日、「果樹大国・さくらんぼ果樹園」のオープニングセレモニーが行われた。市内各地の果樹園でサクランボ狩りの観光シーズンが幕を開けた。温室栽培の10カ所のうち4カ所がオープンした。
東根市観光物産協会(齊藤文四郎会長)が主催するセレモニーに、土田正剛・東根市長、加藤信明・市議会議長、佐藤泰幸・県観光文化スポーツ部観光立県推進課長、青木篤・東根温泉協同組合理事長をはじめ、観光・商工関係者が出席。
あいさつした土田市長は「サクランボのシーズン到来は、市民が一番輝く時期。東根のサクランボが『地理的表示保護制度(GI)』に認証されて2年、真価が問われる年となる。ブランド力を発揮し誘客に結びつけていこう」と呼びかけた。
出席者は地元の幼稚園児らとともにハウス内の真っ赤に色付いたサクランボ狩りを堪能した。
6月3日には1万2千人が参加する「さくらんぼマラソン大会」を開催。露地物のサクランボ狩りは、6月10日ごろから7月上旬まで楽しめる。